「100歳を超えたら、もう体を動かすのは無理だろう」と思っていませんか? 実は、世界には100歳を超えても走り、投げ、歩き続けている人たちがいます。彼らの姿は、年齢に関係なく生き生きとした人生を送れることを私たちに教えてくれます。ここでは、日本人と海外の選手をいくつかご紹介します。
🇯🇵 日本人の100歳アスリート
水泳を続ける日本の百寿者たち
日本でも、100歳を超えてプールに通い続ける高齢者が話題になっています。水泳は関節への負担が少なく、長寿社会の日本において「生涯スポーツ」として定着しています。地元の大会に出場し、記録に挑戦する100歳スイマーもおり、メディアで取り上げられることも増えています。
陸上競技に挑む高齢ランナー
また、地方大会のマスターズ陸上には100歳を超えて出場する選手もいます。記録そのものよりも、「スタートラインに立つこと」が本人にとっても周囲にとっても大きな意味を持っています。日本では「体を動かし続けることで介護を遠ざける」という考え方が広まりつつあり、100歳選手の存在はその象徴といえるでしょう。
🌍 世界の100歳アスリート
ジュリア・“ハリケーン”・ホーキンス(アメリカ)
アメリカのジュリア・ホーキンスさんは「ハリケーン」の愛称で親しまれた短距離走者です。100歳で100メートル走に挑戦し、ゴールする姿が世界中に感動を与えました。彼女は「花を愛し、走ることを楽しむ」ことを日々の原動力にしていました。
レスター・ライト(アメリカ)
2022年、100歳で100メートルを完走したレスター・ライトさんは、当時の年齢区分の世界記録を樹立しました。100歳の誕生日を迎えた翌日にレースに出場したというエピソードは、多くのメディアに取り上げられました。
ダイアン・フリードマン(アメリカ)
2023年には、ダイアン・フリードマンさんが100歳区分で100メートルと200メートルを走り、世界記録を更新しました。高齢になってから競技を始めたという点も驚きで、「遅すぎることはない」というメッセージを体現しています。
ファウジャ・シン(イギリス/インド系)
「ターボおじいちゃん」と呼ばれたファウジャ・シンさんは、100歳でフルマラソンを完走した伝説的ランナーです。公式記録の扱いには議論が残りますが、彼の走る姿は「年齢はただの数字だ」と世界に示しました。
💡 100歳アスリートが教えてくれること
100歳を超えてスポーツを続ける人たちは、必ずしも特別な才能を持っているわけではありません。むしろ共通しているのは、「毎日の習慣」と「楽しむ心」です。
無理をせず、自分に合った運動を続ける 好奇心を持って挑戦する 周囲の人と喜びを分かち合う
こうした姿勢こそが、健康寿命を伸ばす秘訣であり、人生を豊かにしているのだと思います。
✨ まとめ
100歳を超えても走り続ける人、泳ぎ続ける人、投げ続ける人が世界中にいます。彼らの姿は、私たちが「年齢の限界」を思い込みで作ってしまっていることを気づかせてくれます。スポーツは記録や勝敗だけでなく、「今日も体を動かして楽しかった」と思える心そのものが大切なのです。

