最近は、ちょっとした悩みや人生の相談をChatGPTに投げかける人も増えています。確かにAIは優しく耳を傾けてくれる存在のように感じられますし、どんな時間でも応えてくれる便利さもあります。
しかし、こと「恋愛相談」に関しては注意が必要です。なぜなら、ChatGPTは基本的に相談者の考えを否定しない仕組みになっており、それが恋愛の場面では大きなリスクにつながるからです。
ここでは、恋愛相談をChatGPTにするべきではない10の理由を整理してみました。
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1. 否定してくれない危険性
AIは基本的にユーザーを否定しない設計。だからこそ「その考えは危ないよ」というブレーキがかからず、思い込みや暴走を加速させるリスクがある。
2. 間違った思い込みを強化してしまう
「彼は絶対私を好きだよね?」と聞けば、AIは優しく同調してしまうことがある。結果、幻想が現実以上に強固になってしまう。
3. 現実的なリスクを軽視させる
相手が既婚者だったり、危険な関係性だったりしても、AIははっきり否定できない。そのためリスクに鈍感になりやすい。
4. 道徳や倫理の線引きが弱い
友人なら「それはダメだよ」と止めるところを、AIはモラル的な抑止力を発揮しにくい。恋愛だからこそ、誰かが線を引く役割は重要。
5. 感情の痛みに寄り添いすぎる
「しんどいね」「つらかったね」と共感はしてくれる。でも、そこで止まってしまい、解決に向けての厳しいアドバイスは出にくい。
6. ニュアンスを拾えない
人間関係は言葉の裏にあるニュアンスが大事。AIはテキストの字面だけで判断するから、空気感を誤読して背中を押してしまう危険がある。
7. 過去の経験からの「止め」がない
AIには実体験がない。だから「私もそれで失敗したよ」というブレーキの役割を果たせず、リアルな抑止力が働かない。
8. 無責任なアドバイスになる
「告白してみたら?」と言われて失敗しても、AIは責任を取れない。否定がない分、行動に移した結果のダメージはすべて相談者が背負うことになる。
9. 安全すぎる答えが多い
否定しない設計の延長で、無難で当たり障りのないアドバイスになりがち。結果として「考えが深まった気になるけど進展しない」状態に陥る。
10. 人間的な厳しさがない
恋愛相談では「目を覚ませ!」と叱ってくれる人が必要な時もある。AIは優しさだけを返すからこそ、相談相手としては片手落ちになる。
悩んだらリアルの友達にも相談するようにしましょうね!

