絶対音感のある人に、困ることを聞いてみた

絶対音感は音はドレミで聞こえること。楽器を弾く時も有利だし、ミュージシャンぽいし、楽譜もサッとかけるし、なんかうらやましいと思っていたら、実際に絶対音感のある人はいろいろな問題を抱えてるようです。まとめてみました。

  1. 音のずれや音痴な演奏に敏感で、他人が音楽を楽しんでいるのに、音程の誤りや不協和音が気になります。
  2. 音楽以外の環境音やノイズが、日常生活で耳につくことがあり、静かな場所を見つけるのが難しいことがあります。
  3. 高品質な音楽体験を求めるため、音楽再生機器や楽器に高額な投資をせざるを得ないことがあります。
  4. 音楽の制作や編曲に取り組む際、完璧さを求める傾向があり、時間をかけてしまうことがあります。
  5. 音楽を聴く際、楽曲の微細なディテールに過度に注意が向いてしまい、楽しむことが難しいことがあります。
  6. 高音質な環境を求めるため、騒音の多い場所や住環境の選択に制約が生じることがあります。
  7. 音楽の録音や編集に多くの時間を費やす必要があるため、プロジェクトの進行が遅れることがあります。
  8. 音楽の曲名や歌詞を一度聞いただけで覚えてしまい、同じ曲が繰り返し流れると飽きやすいことがあります。
  9. 移調楽器(トランペット、サクソフォンなど)の演奏において、楽譜上での音符と実際の音の関係が異なり、楽譜の読み方や音程の調整に苦労することがあります。
  10. お琴のように、曲によって調弦が違う楽器の演奏に当たって混乱しやすくなります。

絶対音感があると言うと、とても羨ましく思いますが、いろいろ苦労があるのですね。私の友人の絶対音感がある音楽家の人は、「どんなに美しいオーケストラ曲を聞いても、頭の中にスコアがその場で出てきてしまって、音楽が純粋に楽しめなくて悲しい。一度でいいからただの音の塊として聞いてみたい」と言っていたのを思い出します。絶対音感はないほうがいいのかもしれないですね。